3Dプリンター(3Dスキャナー)の購入には補助金制度「ものづくり補助金」が使える

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2022/03/02

3Dプリンター(3Dスキャナー)の購入には補助金制度「ものづくり補助金」が使える

 

3Dプリンター(3Dスキャナー)の購入を検討しているものの、価格の高さに二の足を踏んでいる方は多いのではないでしょうか。
実は、3Dプリンター(スキャナー)の購入には、補助金を使用できる可能性があります。
ここでは、3Dプリンター(スキャナー)の購入に使える補助金制度「ものづくり補助金」について詳しくご紹介します。

3Dプリンター(スキャナー)の価格

3Dプリンター(スキャナー)は一般家庭にも普及しつつあり、家庭用であれば数万円で購入できます。
一方、業務用の3Dプリンター(スキャナー)は、平均で100万~500万円程度の価格帯のものが多く、導入にはそれなりのコストがかかります。

500万円以上の価値を生み出せる保証がある場合は、悩むことなく購入できるでしょう。
しかし、経営にはリスクがつきものであり、必ず利益を得られる保証はありません。

そこで利用したいのが「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」、通称「ものづくり補助金」です。

補助金制度「ものづくり補助金」とは

ものづくり補助金とは、中小企業が事業革新のために導入する設備費用に対して補助金を交付する制度です。
3Dプリンターを導入すると、製造効率が高まったりリバースエンジニアリングで製品の品質を高めたりと、さまざまなメリットを得られます。
そのため、ものづくり補助金の交付を受けるために必要な事業計画書を作成しやすく、審査にも通りやすいのです。

ものづくり補助金の公募期間

ものづくり補助金の利用には、1年に数回設定されている締め切りまでに応募する必要があります。
補助金の交付を受けるには複数の審査に通過する必要があります。
ものづくり補助金を利用したいときは、その都度公式サイトをチェックし、スケジュールを確認しましょう。

ものづくり補助金の対象者は

ものづくり補助金は、中小企業および小規模事業者が申し込める補助金制度です。
大企業は対象外である点に注意しましょう。

ものづくり補助金の補助額

ものづくり補助金の補助額は次のとおりです。

  補助額 補助率
一般型 100万~1,000万円 ・通常枠
……中小企業1/2、小規模事業者2/3・低感染リスク型ビジネス枠特別枠
……2/3
グローバル展開型 1,000万~3,000万円 中小企業1/2、小規模事業者2/3

低感染リスク型ビジネス枠特別枠は、新型コロナウイルスの影響により、ビジネスモデルの転換を行うことになった企業に対し、前向きな投資を支援するために設けられました。

ものづくり補助金の補助要件

ものづくり補助金を利用するには、次の条件を満たす必要があります。

  • 付加価値額が+3%以上/年
  • 給与支給総額が+1.5%以上/年
  • 最低賃金(地域別)が+30円

全ての要件を満たした3~5年分の事業計画を作成し、審査を受けることになります。

ものづくり補助金の申請の流れ

ものづくり補助金の申請の流れは次のとおりです。

  • 1.電子申請で事業計画書を送信
  • 2.採択審査委員会による審査を受けて通過する
  • 3.申請者全員に対して、採択・不採択の結果が通知される
  • 4.補助金の交付申請手続きを行う

また、申請時には次の書類が必要です。

  • 事業計画書
  • 賃金引き上げ計画を従業員に表明したことを証明する書類
  • 決算書
  • 海外事業の準備状況を示す書類(グローバル展開型の場合)
  • 審査の際に確認してほしい追加書類

ものづくり補助金の審査について

ものづくり補助金の審査では、次の3つに注目されます。

技術面

ものづくり補助金の使途となる製品やサービスが革新的なものでなければなりません。
3Dプリンター(スキャナー)は革新的な製品と扱われているため、ものづくり補助金の対象になることが多いでしょう。

事業化面

事業の遂行に必要な人材や技術、ノウハウなどを持っているかどうかを審査されます。
また、事業を行うために必要な資金を金融機関から調達できる状況かどうかも審査対象です。

政策面

地域の事業者に対する経済効果や地域経済への影響などを審査されます。
また、革新的な技術の創出、グローバル市場を牽引するポテンシャルの有無なども審査対象です。
この時点で、準備さえできていればものづくり補助金を利用できるわけではないと言えるでしょう。

実際に申請してみなければ、審査に通過できるかどうかはわかりません。
申請自体は無料のため、前向きな気持ちで申請してみてはいかがでしょうか。

まとめ

3Dプリンター(3Dスキャナー)は高額なため、導入に迷っている企業は少なくありません。
ものづくり補助金の審査に通過できれば、費用を抑えて3Dプリンター(3Dスキャナー)を導入できます。
3Dプリンター(3Dスキャナー)の購入を検討している方は、ヤマイチテクノまでご相談ください。

この記事の監修者

1989年入社以来、長年のCADシステムの営業経験を活かし現在3Dレーザースキャナーを中心に営業展開。東日本を担当する。

3Dレーザースキャナーの
販売・レンタル・計測業務受託

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