ハンディタイプ3Dスキャナーのメリット・デメリットは?用途に合わせて選ぶことがポイント

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2022/03/08

ハンディタイプ3Dスキャナーのメリット・デメリットは?用途に合わせて選ぶことがポイント

 

3Dスキャナーには、据え置きタイプとハンディタイプがあります。
用途に応じて使い分けることで、効率的に3Dデータを取得できます。
ここでは、ハンディタイプの3Dスキャナーのメリットとデメリットに加え、選ぶときのポイントなどについても詳しくご紹介します。

ハンディタイプ3Dスキャナーの特徴

ハンディタイプの3Dスキャナーとは、手に持って対象物をスキャンするタイプの3Dスキャナーです。
持ち運べるほどに小型で軽いため、力が弱い方にも簡単に扱えます。
スキャンする際は、位置合わせのためのマーカーや対象物の凹凸形状などが必要です。
これらを読み取って結合することで、1つの3Dデータになります。

据え置きタイプの3Dスキャナーは、設置したところから対応している範囲までの情報を取得できますが、ハンディタイプの3Dスキャナーは持ち運ぶことで広範囲のスキャンが可能です。

ハンディタイプ3Dスキャナーのメリット

ハンディタイプの3Dスキャナーには、次のようなメリットがあります。

スキャン状況を随時確認できる

ハンディタイプの3Dスキャナーは、スキャンしながらスキャン状況を確認できます。
そのため、スキャン漏れを即座に確認し、その場で追加スキャンを行えます。
会社に戻って3Dデータを取り込んでからスキャン漏れに気づいた場合、再び現場に足を運ばなければなりません。
その場でスキャン漏れを確認できることは、業務効率化に繋がります。

据え置きタイプと比べて安価

ハンディタイプの3Dスキャナーは、据え置きタイプと比べて安価なことがメリットです。
据え置きタイプの3Dスキャナーは300万~800万円程度が相場ですが、ハンディタイプの3Dスキャナーは300万円以下のものも多く登場しています。

ただし、3Dスキャナーの目的を果たせなければ元も子もないため、価格ではなく用途や機能、性能などで選ぶことが大切です。

操作が簡易的

据え置きタイプの3Dスキャナーは、初期設定を始めとした事前準備に手間がかかります。
一方、ハンディタイプの3Dスキャナーは簡単な操作でスキャンできるものが多く、十分な知識や技術を持たない人でも、ある程度のレベルで扱えます。

精密なデータを取得するには、正しい使い方を身につける必要がありますが、手軽に使える、始めやすいといったことは大きなメリットと言えるでしょう。

広範囲をスキャンできる

ハンディタイプの3Dスキャナーは、広範囲をスキャンできます。
ただし、1回で測定できる範囲は据え置きタイプのものに劣ります。
ハンディタイプの3Dスキャナーのメリットは、持ち歩くことで大きな対象物をスキャンできることです。

スキャンしたデータは、専用ソフト上で組み合わせることで3Dデータ化できます。

ハンディタイプ3Dスキャナーのデメリット

ハンディタイプの3Dスキャナーにはデメリットもあります。
メリットとデメリットを比較・検討することが重要です。
ハンディタイプの3Dスキャナーのデメリットは次のとおりです。

マーカーの取り付け・取り外しに手間がかかる

表面に凹凸形状がない場合、対象物にマーカーの取り付けが必要になります。
このマーカーを取り付けたり取り外したりするのに手間がかかります。

ノイズが入りやすい

据え置きタイプは、地面に置いて使用するため、手ぶれによるノイズが入りません。
一方、ハンディタイプの3Dスキャナーは手で持ってスキャンするため、どうしても手ぶれによるノイズが入ります。

手ぶれの程度はスキャンの技術で異なるため、作業者によってデータの質が変化します。
ある程度、習熟した人がスキャンしなければ、3Dデータを取得するというそもそもの目的を達成できません。

ハンディタイプ3Dスキャナーを選ぶ際のポイント

ハンディタイプの3Dスキャナーを選ぶ際は、目的を明確にすることが先決です。
対象物の形状、求める精度や解像度、スキャンにかかる時間などを明確にしましょう。

そして、3Dスキャナーを取り扱う企業に相談し、目的に沿った製品の提案を受けます。
さらに、カタログ情報だけでは本当に目的を果たせる製品かどうかがわからないため、実機を試用します。

サイズや重量、スキャンにかかる時間、取り回しのしやすさ、サポートの充実度などを確認しましょう。
また、忘れてはいけないのがセットで使用するソフトの使いやすさを確認することです。

まとめ

ハンディタイプの3Dスキャナーにはメリットとデメリットがあります。
両方を比較し、3Dスキャナーを導入する目的を達成できる製品を選びましょう。
まずは、3Dスキャナーを取り扱う企業に相談することが大切です。
ヤマイチテクノでは、丁寧なヒアリングで得た情報をもとに、最適な3Dスキャナーを提案していますので、まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修者

1989年入社以来、長年のCADシステムの営業経験を活かし現在3Dレーザースキャナーを中心に営業展開。東日本を担当する。

3Dレーザースキャナーの
販売・レンタル・計測業務受託

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