レーザートラッカー「FARO Vantage Laser Tracker」の特長は?用途も解説

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2022/09/20

レーザートラッカー「FARO Vantage Laser Tracker」の特長は?用途も解説


ファロージャパン株式会社は、ポータブルでありながら大型部品測定ができる高精度3次元測定器「FARO Vantage Laser Tracker」を提供しています。
3次元測定器の導入を検討している方は、チェックしておきましょう。
ここでは、FARO Vantage Laser Trackerの特徴や用途について解説します。

FARO Vantage Laser Trackerの特徴

FARO Vantage Laser Trackerは、スピーディーかつ手軽に正確な測定ができるレーザートラッカーです。
障害物の表側を通過した後にもトラッカーがターゲットを自動で発見して追尾するActiveSeekTM 技術が採用されています。

新モデルのVantageS6とVantageE6には、6Probe付きの6自由度(6DoF)をオプションで追加できます。
これは、見通し線の外や手が届きにくい範囲も測定できるようになるものです。
それでは、FARO Vantage Laser Trackerの特徴について詳しく見ていきましょう。

ActiveSeek

特許出願中のActiveSeek機能によって、ターゲットを素早く見つけてロックオンできます。
そして、障害物の裏でもターゲットを自動追尾します。
また、安定したポジションにターゲットが戻れば、再びロックオンします。

このような特徴により、レーザー接続の切断やターゲットの喪失などのリスクがなくなるため、作業者がトラッカーを熟知しておく必要がありません。

自由度(6DoF)

FARO 6Probeは汎用性と効率を高めるワイヤレスハンドプローブです。
見通し線の外や手が届きにくい範囲も測定可能になります。
また、取り替え可能なスタイラスを採用しており、作業に応じて適切な長さや直径のものに変更できます。

点群データの取得がスピーディー

1秒につき1,000点ものデータを取得できます。
スピーディーに高精度なデータを取得できるため、業務効率を大きく向上させます。

統合絶対距離計システム(iADM)

第6世代iADMを搭載し、優れた精度を実現しています。
目に安全なレーザーで角度と距離を測定します。
従来のように2醜類のレーザーを使用することでドリフトが起きる心配もありません。

Super 6DoF(自由度)

Super 6DoFソリューションは、FAROが特許を取得しています。
統合型の接触式と非接触式の3D測定システムを構築可能です。
見通し線の問題を解消しつつ測定距離の大幅な延長に成功しました。

SmartFindとジェスチャー

SmartFindとジェスチャー機能により、複数のターゲットの中から任意のターゲットを選択 できます。
手持ちの機器、コンピューターにより、トラッカーが最も近くのターゲットを確認します。

RemoteControlsワークフロー

特許出願中のRemoteControls機能は、スマートフォンやタブレット、ターゲットを動かすだけで操作や機能を制御できます。
また、ライブビデオをモバイル機器に映し出せるため、測定エリア内であればどこからでもトラッカーを操作可能です。

また、ウォーミングアップやリモートのオン・オフをスケジュールできるため、測定開始直後から操作ができるようになります。

優れた携帯性

コンパクトサイズで携帯性に優れています。
それでいて衝撃や振動、温度変化などの耐性に優れており、あらゆる環境下で使用できます。

ホットスワップバッテリー

AC電源が不要なモードを搭載しているため、電源を確保できない場所でも使用できます。

Wi-Fi搭載

Wi-Fi機能を搭載しており、モバイル機器やパソコンと接続できます。
また、有線LANも利用でき、シーンに合わせて最適な接続方法を選択可能です。

さまざまな角度で設置できる

安定したトラッキングを実現しているため、水平はもちろん垂直や逆さなどさまざまな角度で設置できます。

天候変化感知搭載

温度や気圧などの影響で精度が変化することがあります。
FARO Vantage Laser Trackerは天候の変化を感知して精度を補正します。

まとめ

FARO Vantage Laser Trackerは、スピーディーに高精度な3次元座標を取得できる3次元測定器です。
3次元測定器の導入の目的は、業務効率化や生産性の向上のため、高精度かつ測定スピードが速い機器を選びたいところでしょう。
しかし、他にもさまざまな機能があるため、自社にとって最適な3次元測定器を見つけることが難しく、悩んでいる担当者の方は少なくありません。

3次元測定器についてはヤマイチテクノまでお気軽にお問い合わせください。

この記事の監修者

1989年入社以来、長年のCADシステムの営業経験を活かし現在3Dレーザースキャナーを中心に営業展開。東日本を担当する。

3Dレーザースキャナーの
販売・レンタル・計測業務受託

ハードウェア/ソフトウェアの販売から、機材のレンタル、計測業務受託まで
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