土木・建築業界でデジタルトランスフォーメーションが急速に普及!注目されている背景は?

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2022/12/12

土木・建築業界でデジタルトランスフォーメーションが急速に普及!注目されている背景は?

土木・建築業界では、デジタルトランスフォーメーションが急速に普及しています。
政府が国を挙げて推進していることには理由があるため、確認のうえで導入を検討することが大切です。
この記事では、デジタルトランスフォーメーションの基礎知識から土木・建築業界で注目されている背景、導入方法などについて詳しく解説します。

そもそもデジタルトランスフォーメーションとは

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、AIやビッグデータ、IoTなどを用いて業務効率化や新たなビジネスモデルの創出などを行うことです。
DXを推進することで競争優位性が高まり、結果的に企業の利益増加や安定性の向上につながります。

土木・建築業界でDXが注目されている理由

土木・建築業界でDXが注目されている理由は、導入に大きなメリットがあるためです。
DXが注目されている理由について詳しくみていきましょう。

生産性の向上による利益の増加

オートメーション化やペーパーレス化、デジタルデータによる管理などは、生産性の向上につながります。
1つの作業を完了するのに必要な時間が短縮されることで、人件費の削減や利益を生み出す作業リソースの増加が可能です。
また、従業員としてもアナログよりもデジタルの方が管理しやすく、必要な情報をスピーディーに検索できるため、仕事のモチベーションアップにもつながるでしょう。

もちろん、デジタルに慣れていない従業員もいるため、利用方法については丁寧な説明や研修が必要です。
しかしながら、使いやすいツールが数多く存在するため、普段からスマートフォンでインターネットの利用ができていれば、短期間で使いこなせる可能性が高いでしょう。

少子高齢化による業務効率化の重要性の高まり

少子高齢化によって、人手不足の問題を抱える企業は増加傾向にあります。
DXによって業務効率化・生産性アップを実現すると、少ない従業員でより多くの利益の獲得が可能になります。
人手不足を理由に工事の質が低下したり、管理ミスが散見されたりすると、企業の信頼に関わるでしょう。

DXを早期に導入し、少ない人手で適切な管理や質の高い業務を行えることで、企業の安定性が高まります。

技術の継承問題の深刻化

歴が長い従業員は熟練の技を持っているものの、若手に継承されないことに悩む企業は多いでしょう。
若手への継承に取り組みつつ、機械化やAIの活用によって技術の属人化を防ぐことがポイントです。

機械化やAIの活用により、若手も熟練の従業員と同等の作業が可能になれば、企業の技術レベルが高い水準で安定します。

土木・建築業界のDXの方法

土木・建築業界にDXを導入する場合、何から始めるべきかわからない方が多いのではないでしょうか。
DXと言っても、その方法はさまざまです。次の中から自社に適した方法を導入しましょう。

ICT建機

ICTは「Information and Communication Technology」の略称で、「情報通信技術」のことです。
ICT建機は、マシンの状態をデジタルで把握し、一部作業を自動化することも可能な建機を指します。
作業内容によってはベテランの従業員と同等の精度で行えるため、導入コストはかかるものの比較的早くコストを回収できるでしょう。

3Dスキャナー

3Dスキャナーとは、対象物にレーザーを照射して3次元座標を取得し、専用ソフトで3Dモデル化できる機器です。
取得した点群データをCAD用データに出力すると、モデリングの効率が高まります。

クラウド

クラウドとは、インターネット上にファイルを保存し、場所を問わずにスマートフォンやパソコンにファイルをダウンロードしたり編集したりできる機能のことです。

代表的なクラウドサービスと言えば、Google DriveやDropboxなどのオンラインストレージサービスが該当します。

 

遠隔地にいる従業員と容易に情報共有できるため、業務効率化・生産性アップにつながります。

5G

5G(第5世代移動通信システム)は、4Gよりも高速で遅延が少なく、大容量の通信が可能な次世代の通信規格です。

一度に大量のデータの送受信が可能なため、DXの一貫として導入した各種ツールの利便性が向上します。

 

5Gはまだまだ普及していないため、業務に活用できるまでになるには時間がかかるでしょう。

3Dプリント建築

3Dプリント建築とは、3Dプリンターで出力した建築資材を組み合わせて建物を建設することです。
3Dスキャナーで取得した点群データを処理して3Dモデルを作成し、3Dプリンターで出力します。

まとめ

土木・建築業界ではデジタルトランスフォーメーションが急速に普及しています。
適切に導入すれば、業務効率化・生産性アップ、従業員のモチベーションアップなどの効果が期待できます。
導入コストはかかるものの費用対効果が高いため、早期にコストを回収できるでしょう。

今回、紹介したDXの方法の中でも、3Dスキャナーや3Dプリンターについてはヤマイチテクノにご相談ください。
導入のメリットやコスト、注意点、選び方などをわかりやすくご説明いたします。

この記事の監修者

1989年入社以来、長年のCADシステムの営業経験を活かし現在3Dレーザースキャナーを中心に営業展開。東日本を担当する。

3Dレーザースキャナーの
販売・レンタル・計測業務受託

ハードウェア/ソフトウェアの販売から、機材のレンタル、計測業務受託まで
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