非接触式の測定アーム「FARO Quantum Max ScanArm」の特長を徹底解説

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2022/09/27

非接触式の測定アーム「FARO Quantum Max ScanArm」の特長を徹底解説


FARO Quantum Max ScanArmは、非接触式の測定アームです。
3次元測量の際は、対象物の形状やサイズ、環境などに応じて適切な機器を使用する必要があります。
ここでは、非接触式の測定アーム「FARO Quantum Max ScanArm」について特徴を詳しく解説します。

FARO Quantum Max ScanArm の価値

FARO Quantum Max ScanArmは、素早く高精度のデータを取得できます。
測定精度と速度を両立していることで、業務効率化や生産性の向上を実現します。
また、操作方法が簡単なため、作業者に応じて作業結果が変わることはありません。

精密測定により、再作業や検査、廃棄などの現象に繋がります。
また、正確なデータによって適切なレポート作成、傾向分析が可能になります。

さらに、3D検査および自動レポート機能により、欠陥部分を効率的に確認できます。

正確なデータをチームで共有することで、意思決定の迅速性が高まり、問題の早期発見や予防対策の立案などが円滑化されます。
その結果、製品をいち早く市場へ投入できるようになり、企業の継続的な売上アップに繋がるでしょう。

FARO Quantum Max ScanArmの特徴

測定アームを導入する際は、その特徴について十分に理解しておくことが大切です。
対象物のサイズや形状、置かれている環境などによって、使用すべき測定アームが異なります。
FARO Quantum Max ScanArmには、どのような特徴があるのか詳しく見ていきましょう。

レーザーラインプローブ(LLP)ファミリー

スピーディーかつ高精度でデータを取得できます。高精度なデータを取得できるだけでは、業務効率は大きくは改善しません。
スピードと精度を両立した測定アームこそ、3次元測定器の導入にメリットを感じさせてくれます。

スマートプローブ機能

再キャリブレーションを行うことなく、プローブをスピーディーに交換できます。

複数の作業容量

2.0m、2.5m、3m、3.5m、4mの作業容量のバリエーションを用意しており、あらゆる対象物の測定が可能です。

Continuous Light Rectification(CLR)技術

従来の3D測定器では行えなかった反射のあるものや半透明の表面のスキャンが可能です。

カウンターバランス機能

片手で容易に操作でき、長時間の使用でも疲れにくくなっています。

人間工学設計

人間工学に基づいた設計を採用しており、運搬からセットアップ、操作まで快適に行えます。

独自の8軸統合

全ての側面を再配置不要で測定できます。

高速ワイヤレス操作

BluetoothまたはWi-Fiで接続するため、わずらわしい有線接続の必要がありません。

温度と過負荷センサー

温度と過負荷を察知して、精度を保つように機能が調整されます。

堅牢設計

さまざまな環境で精度と速度を保つために、頑強な設計になっています。

ISO取得

ISO 10360-12の厳格な測定精度基準を満たしており、あらゆる環境下で使用できます。

FARO Quantum Max ScanArmの種類

FARO Quantum Max ScanArmのには、次の3つの種類があります。

FAROBLU XR

FAROBLU XRは、最大の解像度と測定速度を両立しています。
細かくて複雑なパーツを測定する際に適しています。

FAROBLU XP

FAROBLU XPは、スピードと精度、カバー率のバランスに優れており、生産性の向上を実現します。

FAROBLU XS

FAROBLU XSはスピーディーにデータを取得できます。
レーザーストライプは1回で2倍の範囲をスキャンし、データの取得スピードも他のものの1.6~2.6倍以上です。

三次元測定機とは

三次元測定機は、対象物の3次元座標を取得する機器です。
対象物の構造や形状などをデータ化し、それを加工・調整してさまざまな用途で使えるようにします。
測定器のタイプや測定方法などに応じて複数のタイプに分かれます。

FARO Quantum Max ScanArmはアーム型で、小さくて複雑な構造をしている部品も正確にデータを取得できます。

まとめ

FARO Quantum Max ScanArmは、スピーディーかつ高精度でデータを取得できる非接触式の測定アームです。
3次元測定器を導入する際は、対象物の性質や設置環境などに応じて適切な機器を選ぶ必要があります。
ヤマイチテクノでは、丁寧にヒアリングしたうえで最適と考えられる3次元測定器をご提案いたします。
まずはお気軽にお問い合わせください。

この記事の監修者

1989年入社以来、長年のCADシステムの営業経験を活かし現在3Dレーザースキャナーを中心に営業展開。東日本を担当する。

3Dレーザースキャナーの
販売・レンタル・計測業務受託

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