3Dモデルと点群データの関係とは?3Dモデル化の方法も解説

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2024/06/04

3Dモデルと点群データの関係とは?3Dモデル化の方法も解説


3Dモデルと点群データは、現実の物体や環境をデジタル空間に再現するための重要な要素です。
3Dレーザースキャナーで点群データを取得しただけでは、業務に活かすことはできません。
 
本記事では、3Dモデルと点群データの関係を解説し、点群データから3Dモデルを作成する具体的な方法について詳しく紹介します。

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点群データとは

点群データとは、3Dレーザースキャナーやドローン、移動型のレーザースキャナーなどを使用して取得された、無数の点の集合体のことです。
各点には、位置情報(X、Y、Zの座標)と場合によっては色情報(R、G、B)が含まれており、これらの点が集まって3次元の形状を表現します。
 
点群データは、建設業や土木業、製造業、さらには医療や文化財の保存など、さまざまな分野で活用されています。
例えば、災害現場やアクセスが難しい場所でも、ドローンを使用して安全かつ効率的にデータを収集し、3Dモデル化することで測量が可能です。

3Dモデル化とは

3Dモデル化とは、取得した点群データを基に、デジタルな3Dモデルを作成するプロセスです。
次の2段階に分かれています。

【1】メッシュデータへの変換

メッシュデータへの変換は、点群データを三角形のポリゴンに分割して、物体の表面を再現する手法です。
点群データは無数の点で構成されており、これらを繋いでポリゴン(通常は三角形)を形成します。
これにより、物体の表面形状を詳細に表現することができます。
 
例えば、建設現場の地形を計測する際、レーザースキャナーで取得した点群データをメッシュデータに変換することで、地形の起伏や構造物の詳細な形状をデジタルモデルとして再現できます。
このメッシュデータは、その後の設計や分析に活用されます。
具体的な例として、古い建造物のデジタルアーカイブ作成時にメッシュデータを使用することで、実物に忠実なデジタルモデルを作成し、保存や修復の計画に役立てることが可能です。

【2】サーフェスデータへの変換

最初からサーフェスデータへ変換する方法と、メッシュデータから変換する方法があります。
メッシュデータが三角形の集合体であるのに対し、サーフェスデータは連続的な曲面を持つため、より自然で精密な表現が可能です。
特に自動車や航空機の設計など、高い精度と滑らかさが求められる分野で重要です。
 
例えば、自動車のボディデザインでは、スキャナーで取得した点群データをまずメッシュデータに変換し、その後サーフェスデータにすることで、実際のボディの曲線やディテールを忠実に再現できます。
これにより、設計者はデジタルモデルを使って空力特性のシミュレーションを行ったり、デザインの微調整をしたりできます。

点群データを取得する方法

点群データは3Dレーザースキャナーで取得します。
様々な方法がありますが、その中で代表的な3つを紹介します。

航空型ドローンによるレーザー測量

航空型ドローンにレーザースキャナーを搭載し、上空から地形や構造物を計測する方法です。
ドローンからレーザーを照射し、反射して戻ってくるまでの時間を計測して3次元の地形データを作成します。広範囲のエリアやアクセスが困難な場所の測量に適しています。
例えば、森林地帯や災害現場での調査において、安全かつ迅速にデータを収集することが可能です。

地上設置型の3Dレーザースキャナーを利用した計測

地上設置型のレーザースキャナーは、地面に固定して使用します。
設置したスキャナーが周囲にレーザーを照射し、その反射光を受け取ることで、360度の範囲をスキャンします。
この方法は、建物やインフラの詳細な3次元モデルを作成する際に役立ちます。
 
例えば、橋梁の測量や建築現場の地形計測において、複数の位置からスキャナーを設置してデータを取得することが一般的です。

移動型のレーザースキャナーを搭載した車を利用した計測

モービルマッピングシステム(MMS)は、車両にレーザースキャナーを搭載し、走行しながら周囲をスキャンする方法です。
道路や都市環境のデジタルツインの作成に効果的です。
例えば、Googleストリートビューのデータ収集のような手法により、都市全体の3次元モデルを効率的に作成できます。

まとめ

3Dレーザースキャナーを使用して取得した点群データをもとに、メッシュデータやサーフェスデータに変換するプロセスを経ることで、高精度な3Dモデルが完成します。
これらの技術は、建築、土木、製造業、文化財保存など、さまざまな分野で活用されており、プロジェクトの効率化と精度向上に大きく貢献しています。
 
ヤマイチテクノでは、さまざまな3Dレーザースキャナーを取り扱っております。
まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修者

1989年入社以来、長年のCADシステムの営業経験を活かし現在3Dレーザースキャナーを中心に営業展開。東日本を担当する。

3Dレーザースキャナーの
販売・レンタル・計測業務受託

ハードウェア/ソフトウェアの販売から、機材のレンタル、計測業務受託まで
ヤマイチテクノは幅広い「3D技術」でお客様のご要望を叶えるお手伝いをいたします。