3Dスキャナーの活用事例は?建築や医療から製造まで紹介

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2022/06/02

3Dスキャナーの活用事例は?建築や医療から製造まで紹介

3Dスキャナーの導入を検討する際は、自社のビジネスに利用できるかどうかを考えることが大切です。その際に注目したいのが、3Dスキャナーを実際に利用した事例ではないでしょうか。活用事例からは、自社に3Dスキャナーを導入するうえでのヒントを得られる可能性があります。ここでは、3Dスキャナーの活用事例について、建築や医療から製造まで詳しく解説します。

3Dスキャナーとは

3Dスキャナーとは、物体の形状を3Dデータとして取得する機械です。取得したデータは、加工・修正したうえで3Dプリンターに出力できます。多くの業界で活用されており、今や一般化しつつある機械の1つとなっています。

3Dスキャナーの活用事例

3Dスキャナーは、対象物を撮影することで3Dデータを取得する機械です。精密なデータを取得できるため、業務効率化や設計の正確性の向上など、さまざまなメリットを得られます。それでは、3Dスキャナーがどのようなシーンで活用されているのか、分野ごとに詳しく見ていきましょう。

建築

建築現場では、3Dスキャナーによる現況測量や施工測量、点検などが行われています。手作業で行うケースと比べてコストを大幅に抑えられます。

医療

医療機器の設計に役立てられています。人の手による設計よりも3Dスキャナーによって取得したデータに基づいた設計の方がずれのない医療機器を作れるでしょう。また、設計図面と部品のずれについて調べる際にも3Dスキャナーが役立てられています。

プラント工場

プラント工場では、技術の進歩に合わせて設備をアップデートする必要があります。そのためには、現在の設備のデータに基づいて新しい設備を作ることになりますが、人力で行う場合は高いコストと長い時間がかかります。そこで3Dプリンターを活用すれば、短期間で現状データを正確に取得し、設備のアップデートに役立てられます。

文化財

歴史的建造物や世界的な遺産を残すためには、継続的な保全・修繕が必要です。それでも劣化していくうえに、天災によって消失するリスクもゼロではありません。このような2つとして存在しない文化財を3Dスキャナーで3Dデータ化すれば、後世に残すことができます。また、破損・崩壊した場合にも3Dデータから構造物の一部を作製し、復元に役立てることも可能です。

土木工事

土木工事の現場では、測量士が取得するデータの精度によって業務が問題なく進むかどうかが決まります。そのため、さまざまな構造物をあらゆる角度から短時間で正確にスキャンできる3Dスキャナーは、土木工事における3Dモデル作成や図面作成などに役立ちます。

製造

製造業界においては、図面がない製品を3Dスキャンして3Dデータ化するのに役立てられています。過去に製造した製品は図面が失われていることも多いのですが、3Dスキャナーを使えばデジタルデータを取得できます。

リバースエンジニアリング

リバースエンジニアリングとは、実物から設計図を作製し、仕様変更したり新たな製品作りに役立てたりすることです。人の手で設計図を書き起こすよりも3Dスキャナーを使用した方が高精度かつスピーディーに設計図データを取得できます。

事故・事件の現場における情報保全

3Dスキャナーは、事件や事故の現場でも役立てられています。事件や事故の現場には、さまざまな証拠が散らばっていますが、それらを全て適切に保全しなければなりません。このとき、3Dスキャナーを使用すれば、高精度かつスピーディーに現場に残された証拠の記録・保存ができます。

橋梁(きょうりょう)の点検

橋梁の点検の際はを行う際は、高所作業車や足場を組んだうえでの作業になるため多大なコストがかかります。3Dスキャナーはある程度離れた位置からでも使えるため、足場を組む必要がなく、橋梁の点検のコストを大幅に削減できます。

自社での活用方法をイメージできないときはプロに相談

3Dスキャナーを自社で活用したいものの、どのように活用すればいいのかイメージできない方もいるでしょう。そのような場合は、3Dスキャナーのメーカーに相談することをおすすめします。多くの導入事例の情報や3Dスキャナーの知識や経験に基づいて、ビジネスへの活用方法を提案してくれます。

また、3Dスキャナーの試用にも対応していれば、実際に使ってみて購入を判断できます。

まとめ

3Dスキャナーは、医療や建築、製造、文化財の保全など、さまざまなシーンで利用されています。接触型や非接触型、据え置き型やハンディタイプなどさまざまな種類があるため、自社の利用方法にあわせて選ぶことが大切です。3Dスキャナーの導入を検討している方はヤマイチテクノまでお気軽にご相談ください。

活用事例や3Dスキャナーの知識、経験に基づいて、貴社にとって最適な活用方法の提案をいたします。

この記事の監修者

1989年入社以来、長年のCADシステムの営業経験を活かし現在3Dレーザースキャナーを中心に営業展開。東日本を担当する。

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