3Dプリンターの家庭用と業務用の違いは?選び方のポイントを解説

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2024/03/02

3Dプリンターの家庭用と業務用の違いは?選び方のポイントを解説


 
3Dプリンターは、家庭用と業務用では大きな違いがあります。
家庭用3Dプリンターは手軽に購入でき、趣味や学習目的で利用されますが、業務用は高度な機能と高い精度を持ち、産業用途やプロジェクトで活躍します。
 
この記事では、3Dプリンターの家庭用と業務用の違いを詳しく解説するとともに、選び方のポイントについても紹介します。

3Dプリンターの家庭用と業務用の違い

3Dプリンターの家庭用と業務用には、次のような違いがあります。

購入方法と価格

家庭用の3Dプリンターは、オンライン通販サイトや家電量販店などで手軽に購入できます。
価格帯は数万円から数十万円程度です。
一方、業務用の3Dプリンターは専門業者やメーカーから購入することが一般的で、価格は数十万円から数百万円、中には数千万円に及ぶものをあります。
 
業務用の3Dプリンターは値段が高いだけあり高機能で、基本的なパフォーマンスも優れています。
3Dプリンターの性能だけではなく、どれだけの利益を生み出すのかも踏まえて、予算を決めることが大切です。

機能性と造形レベル

家庭用の3Dプリンターは、基本的な機能を備えていますが、精密な造形や高度な設定は難しい場合があります。
一方、業務用の3Dプリンターは、多彩な機能を持ち、細部まで精密な造形が可能です。

大きな造形物への適合

業務用の3Dプリンターは、大型の造形物や複雑な形状のモデルにも対応しています。
一方、家庭用の3Dプリンターは、造形範囲が限られているため、比較的小さなオブジェクトの製造に適しています。

使用できる樹脂

業務用の3Dプリンターは、さまざまな種類の材料を使用できます。
たとえば、ABS、PC、PAなどの工業用樹脂から、木材や金属を含む複合材料まで、幅広い素材を扱うことができます。
一方、家庭用の3Dプリンターは、主にPLAやPETGなどの一般的なフィラメントを使用します。

外装

業務用の3Dプリンターは外装が固定されているため、高温や高圧力の環境下でも安定して動作します。
一方、家庭用の3Dプリンターは、オープンな構造が一般的であり、環境に左右されやすい場合があります。

3Dプリンターを選ぶ際のポイント

3Dプリンターを選ぶ際には、以下のポイントも考慮してください。

予算

まずは予算をしっかりと考慮しましょう。
家庭用と業務用では価格に大きな差があります。
予算内で必要な機能を満たす機種を選ぶことがポイントです。

必要な機能や性能

使用する材料や造形物のサイズ、精度など、必要な機能や性能を明確に把握しましょう。
たとえば、レーザー光源を使用した光造形方式の3Dプリンターは精密な造形が可能ですが、価格も高くなります。
また、造形物のサイズが大きい場合は、大型の3Dプリンターを選ぶ必要があります。

利用目的や用途

3Dプリンターの利用目的や用途によっても選ぶ機種は異なります。
趣味で使う場合は家庭用の3Dプリンターで十分ですが、製品開発やプロトタイプの製作など、ビジネス目的で使用する場合は業務用の3Dプリンターが必要です。

サポートやアフターケアの充実度

メーカーや販売店のサポートやアフターケア体制も重要なポイントです。
問題が発生した際に迅速に対応してもらえるか、部品や消耗品の供給がスムーズに行われるかなど、十分なサポートが受けられるかどうかを確認しましょう。

機能を求めるのなら業務用3Dプリンターがおすすめ

業務用3Dプリンターは、高い精度での造形が可能です。
プロトタイプや製品の製造など、精密な造形が求められる業務にも対応できます。
 
また、インコネル、ステンレス、コバルト、アルミなどのさまざまな金属パウダーに対応しているものもあります。
業務用3Dプリンターは、幅広い材料に対応しているため、用途に応じて適切な材料を選択できます。
 
さらに、エラーを未然に防ぐリモート監視システムや、ユーザーがセルフメンテナンスを快適に行えるARメンテナンス機能など、一歩踏み込んだ機能を搭載しているモデルも少なくありません。
それでいて高速性と安定性を両立させており、迅速な製造も可能です。

まとめ

家庭用と業務用の3Dプリンターにはそれぞれ特徴があります。
家庭用は手軽に導入できるが機能や造形範囲に限界があり、一方で業務用は高度な機能や大きな造形物に対応しており、精密な造形が可能です。
3Dプリンターを選ぶ際には、予算や必要な機能、利用目的などを考慮し、最適な機種を選択しましょう。
 
ヤマイチテクノでは、3Dプリンターを数多く取り扱っており、お客様のご予算や求める機能などを踏まえて、最適な機種をご提案しております。
また、3Dプリンターで出力するデータを取得するための3Dレーザースキャナーの取り扱いもありますので、セットでお探しの方も一度ご相談ください。

この記事の監修者

1989年入社以来、長年のCADシステムの営業経験を活かし現在3Dレーザースキャナーを中心に営業展開。東日本を担当する。

3Dレーザースキャナーの
販売・レンタル・計測業務受託

ハードウェア/ソフトウェアの販売から、機材のレンタル、計測業務受託まで
ヤマイチテクノは幅広い「3D技術」でお客様のご要望を叶えるお手伝いをいたします。