3Dモデルの作成方法とは?その種類や特徴について解説

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2022/11/21

3Dモデルの作成方法とは?その種類や特徴について解説


3Dモデルは、アニメやゲーム、テレビ、映画など、さまざまな場面で使用されています。
これらの3Dモデルはどのように作成されたのでしょうか。
3Dスキャナーを使用した3Dデータの取得、3Dプリンターでの出力などについて理解するために、3Dモデルについても知っておく必要があります。

今回は、3Dモデルの作成方法やその種類、特徴などについて詳しく解説します。

3Dモデルとは

3Dモデルとは、専用ソフトで作成された3次元の座標を持つデータです。
平面ではなく立体的であり、平面の縦と横に高さも加わります。
このデータで3Dのオブジェクトを作成することを3Dモデリングといい、すでに多くの業界で用いられています。

例えば、製品の開発の際は、3Dモデルで試作品のデータを作成します。
実物を作ってから検証すると、いくつも実物を作ることになるため膨大なコストと時間がかかるでしょう。
3Dモデルの段階で検証すれば、一度に複数の試作品のデータを比較して、実物を作るものを厳選することが可能です。

また、ゲーム開発者においては、キャラクターやステージなどを作成する際に3Dモデルを使用します。
映画制作者においても、実写では実現が難しい景色や人の動きを3Dモデルで作成します。
このように、3Dモデルはエンターテイメントや生活用品、工業用品など、さまざまなもの作りに関わっているのです。

3Dモデルの作成方法

3Dモデルの作成方法には、3Dモデリングとパラメトリックモデリング、ポリゴンモデリングがあります。

それぞれの特徴について詳しくみていきましょう。

3Dモデリング

3Dモデリングソフトを使用し、何もない状態から3Dモデルを作成します。
想像力や資料を駆使してゼロから3Dモデルを作り上げるには、単にソフトの操作スキルだけではなくアイデア力も必要です。
ゲームのキャラクターや車のデザイン、3Dスキャンができないものの構築などの際は、3Dモデリングソフトを使用します。

パラメトリックモデリング

パラメトリックモデリングは、実際に存在する物の3Dモデルを作成することです。

例えば、車の部品をスキャンして3Dモデル化することで、サイズや重量などの情報を記録し、3Dプリンターで出力できるようになります。

パーツに加えられた力に対する反応や、パーツがどのように製造されるのかを評価することも可能です。

ポリゴンモデリング

ポリゴンモデリングは、2次元または三角形・四角形のポリゴンで構築する手法です。

ゲームや映画のキャラクター、それらが持つ武器、身につける鎧、乗る車などを設計します。

デジタルスカルプティング

デジタルスカルプティングは、現実的なオブジェクトの作成に向いている手法です。
粘土や石などで彫刻するように、3Dモデルをねじったり引っ張ったりしながら少しずつ作成します。
ポリゴンモデリングよりも操作スキルが必要で、作成にもより多くの時間がかかります。

スキャンデータをもとに3Dモデルを作成できる

3Dモデルは、3Dレーザースキャナーで取得した3Dデータをもとに構築できます。

実際に存在するオブジェクトの正確なコピーを作成できるため、修正・改修・改造などの計画立案に役立ちます。

一部のスマートフォンやタブレットでも3Dスキャンができるものの、まだまだ発展途上です。

 

3Dスキャンは、リバースエンジニアリングや分析などに有用です。

3Dレーザースキャナーがあれば、わずか数秒のスキャンで3Dデータを取得できるため、手作業で時間をかけて複製する必要はありません。

 

また、ゼロから3Dモデルを作成するよりも、スキャンデータをもとに作成した方がリアルなイメージになる場合があります。

例えば、ゲームの3Dキャラクターは、顔の凹凸やしわ、しみ、耳や鼻の形などを現実に近づけるために、人物をスキャンして3Dモデルの材料とすることがあるのです。

作成した3Dモデルは販売できる

作成した3Dモデルは、ファイル共有サービスにアップロードしてチームメンバーに共有できます。

会社で使用しないのであれば、販売するのも1つの方法でしょう。

3Dモデルの販売サイトにアップロードすることで、ダウンロードされると購入額の一部が手に入ります。

まとめ

3Dモデルは、分析やリバースエンジニアリング、複製などに使用できます。

3Dモデルをスキャンデータから作成する場合は、3Dレーザースキャナーを導入しましょう。

さまざまな種類があるため、用途に合わせて選ぶことが大切です。

ヤマイチテクノでは、3Dレーザースキャナーの種類や特徴などについてわかりやすくご説明しつつ、最適な製品の選定から導入、アフターフォローまで対応しております。

3Dレーザースキャナーや3Dプリンターの導入を検討中の方は、お気軽にご相談ください。

この記事の監修者

1989年入社以来、長年のCADシステムの営業経験を活かし現在3Dレーザースキャナーを中心に営業展開。東日本を担当する。

3Dレーザースキャナーの
販売・レンタル・計測業務受託

ハードウェア/ソフトウェアの販売から、機材のレンタル、計測業務受託まで
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