3Dレーザースキャナーを使った測量レイアウトのメリットは?仕組みも解説

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2022/10/16

3Dレーザースキャナーを使った測量レイアウトのメリットは?仕組みも解説

3Dレーザースキャナーを測量レイアウトに活用することで、業務効率化や作業の精度向上に繋がります。
3Dレーザースキャナーの利用を検討する際は、そのメリットを十分に認識したうえで、自社に適したデバイスを選択しましょう。
この記事では、3Dレーザースキャナーを使った測量レイアウトのメリットから仕組みまで詳しく解説します。

従来の測量レイアウトの問題点

従来の測量レイアウトでは、距離計やメモ帳などアナログなツールを使用します。
このようなツールの使用には時間がかかるうえに、スキルによって結果が左右されやすいため、測量レイアウトのスピードと精度の両方に問題が生じます。

また、建築においては建物を建てた際にコンクリートの伸縮や物の位置の変化が生じ、新たにスキャンが必要になります。

測量レイアウトに3Dレーザースキャナーを使用するメリット

測量レイアウトに3Dレーザースキャナーを使用するメリットについて詳しく見ていきましょう。

1回の作業でスキャンできる

アナログなツールを用いた測量レイアウトにおいては、現場に何度も足を運ぶ必要があります。
1回の作業時間も長いため、他の業務を圧迫する場合もあるでしょう。
3Dレーザースキャナーは、スピーディーに高精度な3Dモデルを取得できます。
何度も現場に足を運ぶこともないため、従業員の生産性の向上や人件費の削減などに繋がります。

あらゆる現場に導入できる

3Dレーザースキャナーは携帯性に優れているため、さまざまな現場に導入できます。
据え置き型のサイズが大きめのものもありますが、持ち運ぶことに苦労する心配はありません。
また、ハンディタイプは特に携帯性に優れており、巨大な対象物も角度を変えながら複数回スキャンして3Dデータを取得できます。

データを管理しやすい

スキャンした全ての情報をデータ化します。
データには、設置・交換・修理日などの情報が添付可能なため、後から必要な情報を速やかに抽出できます。

手戻りのリスクがない

手作業の測量レイアウトでは、その精度に問題が起きると手戻りが発生します。
3Dレーザースキャナーを使用すれば、何度も現場に足を運び、再測量する必要はありません。
高精度の座標データを取得し、専用ソフトを用いて必要な箇所を修正できます。
これにより、現場までのガソリン代や車両費、人件費、再測量にかかる費用などの削減が可能です。

プロジェクトの引き継ぎの際にも役立つ

プロジェクトを引き継ぐ際は、デジタル化された測量レイアウトのデータを渡すだけで済みます。
また、建物のリフォームやアップグレードを行う際も、過去の3Dスキャンデータを用いることで、計画を立てやすくなります。
引き継ぎにかかる時間も削減され、業務効率も向上するでしょう。

複雑な形状もスキャンできる

3Dレーザースキャナーは、複雑な形状の対象物も精密にスキャンできます。
複雑な構造の機器のリバースエンジニアリング、品質管理など、さまざまな用途での使用が可能です。

3Dレーザースキャナーによる測量レイアウトの方法

3Dレーザースキャナーを使用する場合、測定エリアを見渡せる場所に設置します。
測定エリアの設置場所の条件が厳しくないため、準備に多くの時間がかかることはありません。

適切な位置に3Dレーザースキャナーを設置した後は、機器の取扱説明書に記載されている操作方法に従って操作し、対象エリアをスキャンします。
距離や傾斜、角度など、あらゆる情報をスピーディーに入手できます。

3Dレーザースキャナーは費用対効果が高い

3Dレーザースキャナーの導入には当然ながらコストがかかります。
また、メンテナンスにも多少の費用がかかるため、導入するべきかどうか悩む方も少なくありません。
知っておきたいのは、費用対効果に優れた機器のため、早く導入すればするほどにトータルコストを抑えられるという点です。
どのような機器なのか実際に触れてみたい、試しに使用してみたい場合は、3Dレーザースキャナーを扱うプロであるヤマイチテクノに相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ

3Dレーザースキャナーを測量レイアウトに用いることには、作業精度・スピードの向上、人件費の削減などのメリットがあります。
早期に導入すれば、長期的なコスト削減の効果は非常に大きいものとなるでしょう。
ただし、3Dレーザースキャナーにはさまざまな種類があり、用途や予算などに応じて選ぶべき機器が異なります。

3Dレーザースキャナーの購入を検討している方は、ヤマイチテクノまでお気軽にご相談ください。
貴社の状況、予算などをヒアリングしたうえで、最適と考えられる3Dレーザースキャナーをご提案いたします。

この記事の監修者

1989年入社以来、長年のCADシステムの営業経験を活かし現在3Dレーザースキャナーを中心に営業展開。東日本を担当する。

3Dレーザースキャナーの
販売・レンタル・計測業務受託

ハードウェア/ソフトウェアの販売から、機材のレンタル、計測業務受託まで
ヤマイチテクノは幅広い「3D技術」でお客様のご要望を叶えるお手伝いをいたします。