3DVRはプロモーション撮影に最適!その理由から導入の手順まで解説

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2023/04/10

3DVRはプロモーション撮影に最適!その理由から導入の手順まで解説

 

3DVRはメタバース関連で大きな話題を呼んでいる新技術です。
以前から3DVRは存在していましたが、撮影機器の機能やスペックなどの問題でほとんど実用されていませんでした。
それが昨今では、次世代のプロモーション撮影として3DVRが活用されています。

今回は、3DVRの基礎知識からプロモーション撮影に役立つ理由、導入手順などについて詳しく解説します。

3DVRとは

3DVRとは、立体的な空間とVR技術を組み合わせて、まるでその場にいるかのような感覚を与える技術のことです。
立体的な空間は、私たちが今いる空間のことで、これを映像化したものをヘッドマウントディスプレイやVRゴーグルなどで見ると、その場にいるかのような優れた没入感を得ることができます。

また、ヘッドマウントディスプレイやVRゴーグルがなくとも、スマートフォンやタブレットに映し出し、それを注視することで没入感を得られます。

3DVRがプロモーション撮影に最適な理由

3DVRがプロモーション撮影に最適な理由は次の3つです。

その場の雰囲気がリアルに伝わる

3DVRは、視聴者がまるでその場にいるかのような感覚になるため、施設や店舗などの雰囲気がリアルに伝わります。

また、ヘッドマウントディスプレイやVRゴーグルを装着すると映像だけが目に入るため、気が散りにくい点もメリットです。

5Gの登場によりVR良い対策が可能になった

従来の4G回線では、遅延や映像の乱れが生じることでVR酔いが起きやすいとの問題点がありました。

通信速度が4Gの20倍以上ともいわれる5G回線を利用することで、通信環境に起因するVR酔いのリスクが軽減できます。

体験によって商品・サービスの理解が深まる

従来のプロモーションビデオは、流れる映像をユーザーが見るだけのものでした。

3DVRでは、ユーザーが商品やサービスを仮想空間で体験することで、短時間で深い理解を得ることができます。

プロモーション撮影以外の3DVRの活用シーン

プロモーション撮影以外では、次のようなシーンで3DVRを活用できます。

オンライン展示会

オンライン展示会では、各ブースで商品やサービスの紹介映像を見たりサービスを体験したりできる展示会です。

複数の会社が合同で展示会を開催するケースも多く、一般化しつつあります。

オンラインで開催するため、混雑や交通の時間・手間などを気にする必要がありません。

不動産の内見

賃貸住宅・オフィスなどの内見には時間と手間がかかりますが、3DVRであれば自宅から簡単に内見できます。
また、担当者と通信しながら内見すれば、各設備やその他の疑問点などについても質問可能です。

研修

3DVRは教育研修にも利用できます。
例えば、装置を使用するシミュレーション映像を作成することで、自宅にいながらも操作の研修を受けることが可能です。

3DVRのプロモーション撮影のカメラの条件

高品質な3DVRのプロモーションを撮影するために、次の条件を満たしたカメラを使用しましょう。

360°カメラ

360°カメラは、全方位を1回で撮影できるカメラです。
180°カメラを用いて、視聴者が顔を左右に動かしたときに見える範囲のみ撮影しても良いですが、360°撮影の方が没入感が増します。

高解像度

高品質な3DVR体験は、高解像度に支えられています。

4K以上の高解像度の3Dカメラを使いましょう。

スタビライザー搭載

スタビライザーは、映像の揺れを防ぐために使用する機器です。
スタビライザーが搭載されていない場合はカメラを固定する必要があるため、撮影の手間と時間が増大します。

3DVRのプロモーション撮影の手順

3DVRのプロモーション撮影は、次の手順で行います。

ステップ1:コンテンツの企画

どのようなプロモーション映像を撮影するのか具体的に企画します。

目的や3DCGの使用の有無、撮影シーン、アングル、室内・室外、地上撮影・空中撮影など、さまざまな項目を決めましょう。

ステップ2:3DVR撮影の実施

スタビライザー付きの高解像度カメラで3DVR撮影をします。
映像がぶれるとVR酔いしやすくなるため、カメラが動かないように細心の注意を払いましょう。

ステップ3:映像の編集

複数の映像をつなぎあわせて3DVR映像を作ります。

つながりが不自然だと没入感が低下したりVR酔いが起きやすくなったりするため、必要に応じて補正しましょう。

まとめ

3DVRのプロモーション映像は、優れた没入感によって視聴者の商品・サービスへの理解を促すことができます。

撮影には4K以上、スタビライザー付きの360°カメラを使うとよいでしょう。

3DVRを商品やサービスの宣伝・マーケティングに使いたい、不動産の内見、教育に役立てたい方は、今回解説した内容を参考に設備の導入を検討してみてください。

この記事の監修者

1989年入社以来、長年のCADシステムの営業経験を活かし現在3Dレーザースキャナーを中心に営業展開。東日本を担当する。

3Dレーザースキャナーの
販売・レンタル・計測業務受託

ハードウェア/ソフトウェアの販売から、機材のレンタル、計測業務受託まで
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