FAROのレーザースキャナーを4足歩行ロボット(SPOT)に搭載!その特徴やメリットを解説

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2023/08/20

FAROのレーザースキャナーを4足歩行ロボット(SPOT)に搭載!その特徴やメリットを解説


 
FAROのレーザースキャナーを搭載した4足歩行ロボット「Boston Dynamics Spot® Mobile Robot(以下、SPOT)」が注目されています。
自身でスキャナーを持ち歩かず、ロボットが自律的に稼働して対象物を測量するため、業務効率化につながります。
 
今回は、FAROのレーザースキャナーを搭載した4足歩行ロボット(SPOT)の特徴やそのメリットなどについて詳しく解説します。

FAROのレーザースキャナーを搭載した4足歩行ロボット

従来では、建設現場の実際の状況をキャプチャするためには、作業員がレーザースキャナーを持って歩き回る必要がありました。
しかし、FAROのレーザースキャナーを搭載した4足歩行ロボット(SPOT)の登場により、このような事情が一変しています。
 
ルートを指定し必要に応じて繰り返しスキャンすることで、建設現場の進捗状況の監視と品質チェックを行うことができます。
 
人間の作業を必要とせず、効率的かつ正確な現況データの取得が可能となります。
 
建設現場や他の産業において、スキャン作業の効率化や作業員の安全性の向上が期待されます。
また、自律的なスキャンにより、現場の監視や品質管理が容易に行えるため、プロジェクトの進行状況の把握や問題の早期発見にも貢献します。

FAROのレーザースキャナーを4足歩行ロボットで活用するメリット

FAROのレーザースキャナーを4足歩行ロボットで活用するメリットについて詳しく見ていきましょう。

チームの生産性を高める

自律スキャンにより、建設現場の作業員はスキャン作業から解放されます。

例えば、以前は建設現場の現況キャプチャには作業員を専任させる必要がありましたが、それを四足歩行ロボットが代行します。

これにより、作業員は他のより重要性が高い作業に専念でき、チーム全体の生産性を向上させることができます。

 

正確な進捗状況の共有

スキャンデータを利用することで、正確な進捗状況を管理者に提供できます。

四足歩行ロボットが建設現場を歩いてスキャンデータを収集し、これによってプロジェクトの進行状況を把握します。

この情報提供により、利害関係者はプロジェクトの状況をリアルタイムで把握し、期日までの作業日程の変更や調整が可能になります。

 

建設品質の向上

スキャンデータを使用して設計モデルと現況データの差異を特定し、修正できます。

施工後に設計モデルとの整合性に問題がある場合、その差異を特定して修正を行うことで、建設品質の向上が可能です。

適切な支払の確認

スキャンデータを使用した進捗証明は、建設プロジェクトの実績に基づいた正確な支払いを保証します。

例えば、特定の工程が完了したことをスキャンデータで証明することで、支払いの妥当性を証明できます。

 

正確性と一貫性の確保

四足歩行ロボットは毎回同じ位置からデータをキャプチャできます。

これにより、時間や位置によるデータのばらつきを排除し、高いデータの正確性と一貫性を確保できます。

この一貫性は建設現場の詳細なモニタリングや分析において不可欠です。

 

FAROのレーザースキャナーの特徴

FARO社は、3Dスキャン、イメージング、リアル化ソリューションの分野の先駆け的存在として革新的な機器を数多く開発してきた企業です。
幅広い産業においてコストの削減やエラーの排除を実現し、業務効率の向上に寄与しています。
また、警察組織における証拠の採取にも用いられているなど、自治体や国に関わることにおいても重宝されています。
 
FARO社のレーザースキャナー製品について詳しく見ていきましょう。

Focus Laser Scanner

Focus Laser Scannerは、寸法計測や3Dモデル化、土量計測、干渉チェック、CAD図面化・埋め込み・比較など、さまざまな用途で利用できます。

数分で高精度な3Dデータを取得できるため、業務効率が大幅に向上します。

さらに、雨や埃など厳しい気象条件にも耐えるため、長期間かつさまざまな環境下で使用が可能です。

Quantum Max FaroArm

Quantum Max FaroArmは、寸法計測や形状解析、3DCAD図面化、製品形状の3Dモデル化などに利用できるポータブル3Dスキャナーです。
主に小型から中型の対象物を高精度でスキャンできます。
 
航空宇宙メーカーや自動車メーカーなどで実際に使用され居る信頼性が高い製品です。

まとめ

FAROのレーザースキャナーを搭載した4足歩行ロボットを活用することで、業務効率化や生産性の向上、測定の品質向上などが期待できます。

3Dレーザースキャナーはさまざまな分野で活用されており、今後も発展し続けることが見込まれています。

この機会に、3Dレーザースキャナーの導入を検討してはいかがでしょうか。

この記事の監修者

1989年入社以来、長年のCADシステムの営業経験を活かし現在3Dレーザースキャナーを中心に営業展開。東日本を担当する。

3Dレーザースキャナーの
販売・レンタル・計測業務受託

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