VRにおける3Dスキャナーの活用事例!メリットも解説

【ヤマイチテクノ】大阪・東京・名古屋

  • 3D

2024/05/20

VRにおける3Dスキャナーの活用事例!メリットも解説


 
VR(仮想現実)技術は、エンターテインメントや教育、医療など多くの分野で注目を集めています。
その中で、3DスキャナーはVRの可能性をさらに広げる重要なツールです。
 
本記事では、3DスキャナーがどのようにVRで活用されているか、その具体的な事例を紹介します。

VRとは

VRは「Virtual Reality」の略で、「人工現実感」や「仮想現実」と訳されます。
これは現実ではないものの、あたかも現実であるかのように感じられる体験を指します。
VRゴーグルを装着すると、視界が360°覆われ、まるで現実の世界にいるかのような没入感を味わえます。
リモコン操作によりユーザーの動きがVR映像内に反映されるため、非常にリアルな体験が可能です。
特にゲームや音楽のライブなど、エンターテインメント分野での普及が進んでいます。
 
また、教育分野では歴史の授業で古代ローマの街を仮想的に歩き回る体験、医療分野では遠隔地の医師がVRを使って手術をサポートする方法などに用いられています。

VRにおける3Dスキャナーの活用事例

3DスキャナーとVRの組み合わせは、多岐にわたる分野での応用が可能です。
製品の設計・開発から教育、エンターテインメントまで、さまざまな場面で効率と効果を高めることができます。
VRにおける3Dスキャナーの活用事例について詳しく見ていきましょう。

車用シート

自動車メーカーは3Dスキャナーを活用することで、設計の検証やカスタマイズの提案を行うことができます。
また、バーチャルショールームでの展示にも利用可能です。

サッカーボール

FIFAワールドカップ仕様のサッカーボールの詳細な3Dモデルを作成することで、スポーツ用品メーカーは製品開発や品質管理に利用できます。
さらに、ファン向けのインタラクティブなコンテンツとしても活用可能です。

スニーカー

3Dマッピングソフトと併用することで、短時間でカラーデータを生成できます。
これにより、製品デザインやマーケティングに活用するためのリアルな3Dモデルが作成され、オンラインショップや仮想フィッティングに応用できます。

人体

表情や髪の毛まで詳細にスキャンできます。
この技術は、医療やエンターテインメント分野での応用が期待されています。
 
例えば、医学生が人体の構造を学ぶための教材としてや、ゲームや映画のキャラクター制作に利用されます。

花瓶

3Dスキャナーを使用することで、表面の細部まで正確にスキャンできます。
博物館や美術館でのアーカイブや展示、またはオンラインギャラリーでの展示に役立ちます。

心臓

3Dスキャナーを用いてスキャンされた心臓のモデルは、医学生が心臓の構造を学ぶための教育目的で使用されます。
高解像度の3DモデルをVRで見ることで、従来の教科書では理解しにくい部分を立体的に学習できます。

VRに3Dスキャナーを活用するメリット

VRに3Dスキャナーを活用するメリットは次のとおりです。

高精度なデータ取得

3Dスキャナーを使用することで、対象物の形状やテクスチャを高精度に取得できます。
これにより、VR内でリアルなオブジェクトを再現することが可能です。
 
例えば、医療分野では心臓の精密な3Dモデルを作成し、学生や専門家がリアルな環境で学習やトレーニングを行えます。

時間とコストの削減

従来の手作業による3Dモデリングと比べて、3Dスキャナーを使用することで、短時間で高品質なモデルを作成できます。
これにより、制作時間の大幅な短縮とコスト削減が実現します。
 
例えば、自動車業界では車用シートのデザインを迅速に3D化し、VR上でのフィット感やデザインの確認が容易になります。

柔軟な応用範囲

3Dスキャナーは、スニーカーやサッカーボール、人体など、さまざまな対象物をスキャンできます。
この多用途性により、ファッションからスポーツ、医療まで、幅広い分野での応用が可能です。
 
例えば、ファッション業界では、スニーカーのデザインを3DスキャンしてVRショールームで展示し、顧客が仮想空間で商品を試着することができます。

データの共有と保存

クラウド技術と組み合わせることで、3Dスキャンデータを簡単に共有および保存できます。
これにより、グローバルなチームがリアルタイムで協力し、プロジェクトを進めることが可能です。
 
例えば、設計者が世界中の同僚と協力して、リアルタイムで3Dモデルの修正や改良を行うことができます。

まとめ

3Dスキャナーを活用することで、VRの世界はさらにリアルでインタラクティブな体験を提供できます。
高精度なデータ取得や時間とコストの削減、幅広い応用範囲など、多くのメリットがあります。
医療、教育、エンターテインメント、自動車業界など、さまざまな分野での利用が進んでおり、これからの技術発展に大きな期待が寄せられています。
 
ヤマイチテクノでは、用途に応じて最適な3Dスキャナーをご提案しております。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修者

1989年入社以来、長年のCADシステムの営業経験を活かし現在3Dレーザースキャナーを中心に営業展開。東日本を担当する。

3Dレーザースキャナーの
販売・レンタル・計測業務受託

ハードウェア/ソフトウェアの販売から、機材のレンタル、計測業務受託まで
ヤマイチテクノは幅広い「3D技術」でお客様のご要望を叶えるお手伝いをいたします。