VR・3D・AR・MRの違いは?それぞれの特徴や活用シーンについて解説

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2023/04/15

VR・3D・AR・MRの違いは?それぞれの特徴や活用シーンについて解説

 

近年、デジタル技術の急速な発展により、VRやAR、MRなど、さまざまな技術・分野が登場しています。
また、これらに深く関係しているのが3Dです。
いずれの分野においても、特徴や活用シーンなどが今ひとつ理解できない方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、VR・3D・AR・MRの違いをテーマに、それぞれの特徴や活用シーン、今後の展望などについて詳しく解説します。

VRとは

VRとは、「Virtual Reality」の略称で、日本語で「仮想現実」を意味します。
ヘッドマウントディスプレイと呼ばれる機器を装着すると眼前にVR画像が広がり、まるでその空間に実際にいるかのような感覚になります。

また、身体を動かしたり歩き回ったりできるVR映像であれば、より一層の現実感を得ることが可能です。

VRでできること

VRは、眼前に巨大なスクリーンを広げて映画を鑑賞したり、ライブやスポーツ観戦を楽しんだりできます。
また、観光地のVR映像でオンライン旅行も楽しめます。

このようなエンターテインメントや趣味などに限らず、医師のトレーニングや不動産の内見、機器操作の研修など、医療やビジネスなどにも活用可能です。

VRの今後の展望

Facebook社がMetaに社名を変更し、メタバースに力を入れています。
世界有数の企業が注目しているため、追従する形で多くの企業がVRに注目しているのが現状です。
現在もVR関連機器が続々と登場しており、一部のユーザーから絶大な支持を得ています。

今後、一般に浸透するかは予測ができませんが、さまざまなジャンルでVRを活用しようとする動きがあるため、大きく発展することができます。

3Dとは

3Dとは、「3 dimensions」の略称で、日本語で「3次元」を意味します。
私たちが今いる世界は3Dであり、紙に書いた絵は2D(平面)です。現代では身の回りに3Dが溢れており、とても身近なものになっています。

例えば、立体的なキャラクターが登場する映画、映像から人が飛び出してくるように見えるアトラクションなどがあります。

3Dは目の前に立体映像を映し出すものであり、VRはその立体映像の中に自分が入り込んだような感覚になるものです。

3Dの活用シーン

3Dは、3DCADや3Dスキャナー、3Dプリンターなどに活用されています。
3DCADは、立体的な3Dデータで図面を設計・デザインすることです。
また、3Dスキャナーで物体の点群データを取得してコンピュータ上で3Dデータを作成し、3Dプリンターで出力したり改修の計画立案に役立てたりできます。

3Dの今後の展望

3Dは現代社会においてなくてはならないものであり、今後も末永く活用されると考えられます。
3Dが発展するというよりは、3Dを活用した技術が発展したり、新たな活用方法が開発されたりするでしょう。

ARとは

ARとは、「Augmented Reality」の略称で、日本語で「現実の拡張」を意味します。

現実世界に仮想のオブジェクトを表示させます。

ARの活用シーン

ARは、<em>購入を検討しているインテリアの仮想オブジェクトを部屋に表示し、他のインテリアとの相性やサイズ感を確認するために用いられています。</em>

また、ポケモンGOのように、カメラを向けたところにキャラクターを登場させ、それに対してアクションを行えるアプリも登場しています。

ARの今後の展望

Goldman Sachs 社などの試算によると、ARとVRをあわせて2025年には750億ドル程度もの市場規模になることが示されています。

ARはスマートフォンで簡単に楽しめるため、ヘッドマウントディスプレイが必要なVRと比べて普及しやすいと考えられます。

MRとは

MRとは「Mixed Reality」の略称で、日本語で「複合現実」を意味します。
仮想空間を現実世界に映し出します。
ARは仮想のオブジェクトを現実世界に映し出す技術ですが、MRは現実世界を仮想空間化することが特徴です。

例えば、自分の部屋に仮想の動物園を映し出す場合、ライオンやクマ、サルなどの動物が映し出されます。

MRの活用シーン

MRを活用すると、映し出された仮想空間内のオブジェクトの後ろに回ったり近づいたりできます。
また、インターネットを通じて全国の人とつながり、一緒に1つの仮想空間内を歩き周ったりアクションしたりもできるのです。

MRの今後の展望

MRは、さまざまな業界で活用が進められています。
例えば東急建設は作業員や発注者などが建物の完成イメージを高いレベルで共有し、施工品質や効率を高めることを目的にMR技術を活用しています。

これは、3Dモデルをストリーミングすることで、リアルタイムでデバイスに建物の完成イメージを表示するものです。

まとめ

VR・3D・AR・MRは、いずれも似ているようで全く異なる技術であり、いずれも現代社会において発展し続けています。
中でも3Dについては、3Dスキャナーや3Dプリンターを活用することで業務効率化やコスト削減などを実現できるため、多くの企業が導入を始めています。

3Dスキャナーや3Dプリンターなどについて詳しく知りたい、導入を検討しているという方はヤマイチテクノまでお気軽にご相談ください。

この記事の監修者

1989年入社以来、長年のCADシステムの営業経験を活かし現在3Dレーザースキャナーを中心に営業展開。東日本を担当する。

3Dレーザースキャナーの
販売・レンタル・計測業務受託

ハードウェア/ソフトウェアの販売から、機材のレンタル、計測業務受託まで
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