VRツアーとは?メリット・デメリット・期待できる効果を解説

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2023/11/14

VRツアーとは?メリット・デメリット・期待できる効果を解説

VRツアーは360度動画やパノラマ画像をWeb上に展開し、現地を訪れているかのような体験を提供する仕組みです。
新型コロナウイルス感染拡大を機に非接触の体験を提供するサービスや仕組みが続々と登場しています。
 
今回は、VRツアーの特徴やメリット・デメリット、期待できる効果を解説します。

VRツアーについて

VRツアーは、360度動画やパノラマ画像をWeb上に展開し、仮想的な現地体験ができる新しい形態のツアーです。
360度カメラや編集ソフトを使用して制作した動画や画像をスマートフォンやPC、タブレットなどさまざまなデバイスで閲覧します。
 
視点を自由に動かすことができるほか、VRゴーグルを使用することで没入度が向上します。
実際の空間を撮影した映像を使用するため現実とのギャップが少なく、顧客にリアルな体験を提供できることが特徴です。

VRツアーの集客効果

VRツアーの集客効果は優れており、実際の現地体験に近いリアリティがあり、顧客の行動意欲を高めます。
それでいて、インターネット環境があれば場所を問わずに閲覧できるため、物理的・時間的な制約から解放される点も魅力です。
 
また、VRツアーによって現実とのギャップが埋まり、予約やリピートにつながります。
思っていたのと違ったとの理由で、低評価の口コミを投稿されるリスクも低下します。

VRツアーの制作にはどれぐらいの費用がかかる?

VRツアーの制作費用は、360度カメラや編集ソフトの導入費用に起因します。
これらの機器やソフトウェアの価格はバリエーションがあり、高品質なものほどコストがかかります。
また、360度動画の撮影には特別な技術が必要であり、これに関連するトレーニングや専門家の協力も費用に影響します。
 
クリエイターの人件費も必要で、スキルや経験によっても費用が変動します。
さらに、VRツアーの展開にはWebプラットフォームやホスティングサービスの利用料金も考慮しなければなりません。
総費用は数十万円~100万円以上となるでしょう。

VRツアーのメリット

VRツアーの導入を検討する際は、そのメリットとデメリットを理解することが大切です。
まずは、メリットについて詳しく見ていきましょう。

臨場感のある映像を提供できる

VRツアーは空間を360度で捉え、視聴者に臨場感を提供します。
スマートフォンで撮影した写真や動画では実現できないレベルの臨場感のある映像により、理解を深めてもらうことができます。
 
テキスト情報やストーリーもVRツアーに組み込むことで、感情に訴えかける演出や補足情報の提供なども可能です。

コンバージョン率が向上する

VRツアーによって提供される高い体験効果は、顧客の行動意欲を増加させ、結果としてコンバージョン率の向上に寄与します。
顧客の興味を引き出す方法として最適と言えるでしょう。
ただし、利用にはいくつかの制約があるため、コンバージョン率を高めるための手法の1つとして、うまく取り入れることが大切です。

データとして残せる

期間限定の個展や特別なイベントは、終了すると二度と参加できません。
時間があれば参加したかったという顧客に参加してもらえないことは、機会損失につながります。
VRツアーはデータとして保存できるため、任意の期間中に参加してもらえます。

VRツアーのデメリット

VRツアーは優れた集客効果がある一方で、次のデメリットもあります。

導入コストが高い

VRツアーの制作や機器購入には、数百万円以上の費用がかかる場合があります。
特に中小企業にとっては予算の制約が大きく、導入が難しいこともあるでしょう。
低コストな制作方法を検討することも1つの方法です。

すべての顧客に提供できない

VR未経験者は機器の取り扱いや操作に不安を感じることがあり、利用の敷居が高くなりがちです。
そのため、すべての顧客には提供できないでしょう。

一部の地域では利用できない可能性がある

VRツアーの利用には高速かつ安定したインターネット接続が必要です。
一部の地域やデバイスでは接続の制約があり、アクセスに課題が生じる可能性があります。

VRツアーが向いている業種

VRツアーは、次のような業種に向いています。

不動産業

不動産業では、物件の内見にVRツアーを利用しています。

顧客が家にいながら360度動画で物件を見学できるため、移動時間や手間の削減が可能です。

観光業

観光業では、VRツアーを利用して広大な景色や観光地のコンテンツを提供しています。

外国人や高齢者向けのVRツアーが広く普及しており、現地の雰囲気を再現することが可能です。

まとめ

VRツアーは、360度カメラを用いて撮影した映像を利用することで、まるで現地にいるかのような体験を提供するサービスです。
顧客満足度の向上や業務効率化、現実とイメージのギャップの解消など、さまざまなメリットがあります。
この機会にVRツアーの導入をぜひ検討してみてください。

この記事の監修者

1989年入社以来、長年のCADシステムの営業経験を活かし現在3Dレーザースキャナーを中心に営業展開。東日本を担当する。

3Dレーザースキャナーの
販売・レンタル・計測業務受託

ハードウェア/ソフトウェアの販売から、機材のレンタル、計測業務受託まで
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